GALLERY TANTO TEMPO | Review Santa Feレポート3
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Review Santa Feレポート3

Review Santa Feレポート3

皆さんはAnne Tuckerという方をご存知だろうか。僕は写真家のOsamu James Nakagawa氏から聞きかじった程度で正直あまり勉強してこなかった。

今年のReview Santa Feはレビューイベントとして創設15周年とのこと。その記念イベントとしてクロージングレセプションで取り上げられたのがAnne Tuckerの活動をトリビュートするトークショーだった。

まず、Anneの略歴がReview Santa Feのオーガナイザーの方からアナウンスされ、その後に関わり合いのあった7名ばかりの写真家やキュレーター、学者などがインタビュアーの質問に答える形でFace Time(アップルのビデオチャット)やSkypeの映像が編集されて10分ほど放映された。この映像の元になるインタビューをしたのが先に書いた記事のGay Block。GayとAnneはもう40年の付き合いで、おそらくアメリカの写真がアートやジャーナリスティックな視点から最も豊かな拡張を見せた1970年から90年の写真を眺めてきたはずで、彼女たちが仕掛けてきた写真の歴史上のチャレンジが次々に紹介されていた。その中に日本人写真家の発掘、ということが取り上げられて、特に荒木氏などビッグ3(後は誰なんだろう?森山さんと誰か?)と言われる写真家を欧米に紹介した功績が取り上げられていた。聞き取れないところもあったが、ある年何名かの研究者や写真家と日本を訪れて、16日間に18都市をおとずれて優れた写真、写真家を探し回ったという。(聞き取りメモから起こしたので順序や中身が前後している可能性あり)

その後テキサス大学やシカゴ、ニューヨークのアートカウンシルの活動を経て、ヒューストンに移り現在のヒューストンフォトフェスの原型が形成されたとのことだ。アメリカのポートフォリオレビューの原型は彼女が作ったのだ、と紹介されていたし、なんと美術館や個人を通じて30,000枚の写真コレクションを形成するために奔走したと紹介されていた。30,000枚?ものすごい数としか言いようがなく、思わず吹き出しそうになってしまった。さらに、彼女自身が偉大なコレクターであることも紹介されていた。

その後Gay Blockが登場し、ユーモアを交えてAnneとの40年間の思い出話しを紹介していたのだが、その後にAnne Tuckerが実際に登壇した時には会場は拍手喝采で埋め尽くされた。

DSC02057Anneはさほど難しい話をせず、とにかくどうすれば写真の地位を向上させ写真家という職業を成り立たせることができるか、そのために必要なリソースは何かを毎日考えていたと話した。その結果写真コミュニティーをつよく作り上げることが何よりも必要だと感じ、多くの専門家が一つのアイデアに集まってきてくれてそれでヒューストンができたのだ。私の功績なんてとんでもない、写真のコミュニティーが同じような熱意のある人たちによって、Review Santa Feのようなイベントを支えようとするすべての人たちが心を一つにしてまとまった時に、写真というものが大きな価値を持ちながら現在の世界の状況を作り上げたのだ。という内容の話をとにかくユーモアまじりに20分ばかり返礼の挨拶をして会は終了した。

こういう話を聞く機会は日本にはなかなかないだろう。その後僕も主催者に紹介されて短いけれど挨拶を交わすことができた。六甲山?神戸?ああ、知ってる、神戸素敵な場所ね。そんなところで写真祭を?素晴らしいわね。。。

もちろん、通り一遍だけれど神戸に来てくれるよう頼んでみた。来てくれるだろうか。

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